看護部

みんなで一つ信頼のきずな 看護部

看護部長あいさつ

看護部長の写真

患者さまに安心を届ける看護を 心のこもった笑顔に
あふれる看護を

当院は、病院理念にもあるように1日24時間1年365日救急医療を通して地域社会に貢献することを目的とした病院です。そのため看護部では、急性期から回復期まで、一貫したケアの提供と、患者さま一人一人に、最良の医療が提供できる人材を育成するため教育体制を整えています。急性期では迅速かつ的確な処置と、救急に対応できる看護師の育成に力を入れ、回復期においては、患者さまの生活の質を向上させ、日常生活への早期復帰を支援するため、多職種と協働する力を養っています。さらに、緩和ケアでは、医療スタッフ全員が協力し合い、患者さまの心身両面の苦痛を軽減するために最善を尽くしています。また、ご家族の方々に対しても、サポートと情報提供を行い、共にこの困難な時期を乗り越える手助けを行うため、日々カンファレンスを開催し、患者さまに寄り添った看護の提供に努めています。

看護部は、一般急性期病棟・回復期リハビリ病棟・緩和ケア病棟・外来・手術室の5単位で構成されています。専門知識と技術を駆使し、常に患者さまの立場に立って温かいケアを提供することを心がけ、患者さまが安心して治療を受けられる信頼された医療機関として地域社会に貢献していきたいと思っています。

シムラ病院 看護部長 富吉直美

看護部理念

病院理念に基づき、
心のこもった質の高い
看護サービスを提供します

看護部基本方針

  • 患者さまの権利を尊重し、全人的に捉えた看護を提供します
  • 安全で安心な質の高い看護を提供します
  • 多職種とチームで関わり地域と連携した看護を提供します
  • 信頼される看護の提供をするために学びを深め、人間性を養い、自己実現を目指します

目指す看護師像

急性期看護から地域看護に繋ぐまで、
患者中心の看護実践ができる
自律した看護師

看護体制

病 棟 病床数 看護配置
一般病棟 49床 7:1
緩和ケア病棟 17床 7:1
回復期リハビリテーション病棟 51床 13:1
(うち地域包括ケア病床) 16床 13:1

看護方式

セル看護提供方式

看護方式は、患者さまのそばで看護を行うことが目的のセル看護提供方式です。動線のムダを省き、患者さまの異常にいち早く対応することで、看護の質向上につなげています。また、タイムスケジュール通りに業務を行うことを徹底しています。

看護部の一日

  • 08:30

    朝礼 連絡事項の伝達

  • 09:00

    検温

    朝礼後、患者さまのベッドサイドで情報収集と検温を実施

  • 10:00

    清潔ケア

  • 11:00

    チームカンファレンス

    受け持ち患者さまの状態報告を行い、チームで共有

  • 12:00

    昼食介助

    患者さまの食事姿勢を整え、嚥下状態を確認しながら介助を行う

  • 12:30

    休憩・昼食

  • 13:30

    検温

    ベッドサイドで患者さまの状態確認

  • 15:00

    チームカンファレンス

    看護計画の評価を行い、退院支援
    残務の確認を行い、補完体制

  • 16:30

    新人振り返り

  • 17:00

    夜勤者へ引き継ぎ

    重要な伝達事項の申し送り

  • 17:30

    業務終了

部署紹介

外 来

当院は、2次救急輪番指定病院のため、昼夜問わず救急要請があり、年々救急車の受け入れ件数は増加しています。そのため外来看護師は、多職種と連携し救急患者さまの対応を行っています。また、外来診療の補助と外来手術患者さまの対応、健診業務、内視鏡検査の介助、心電図、採血等多岐にわたる外来業務にも対応しています。さらに、外来では、「外来セル看護」を取り入れ、来院時から患者さまに目を向け小さな変化に気付けるように、受付や待合室に看護師を配置し、患者さまに寄り添った看護の提供を心がけています。配属されている看護師15名は、患者さまの満足や笑顔に繋がる看護を目指すとともに、職員のやりがいが高まる職場環境の改善にも努めています。

一般病棟

一般病棟は、予定入院や緊急入院に対応し、日々手術前後の患者さまを看護している急性期病棟です。配属されている看護師は33名~35名、看護補助者11名で、看護師の平均年齢は約35.5歳です。日勤時の一人当たりの受け持ち数は4~5名で、夜勤体制は、看護師4名・看護補助者1名で業務しています。常に患者さまのそばで業務を行い、患者さまの異常をいち早くキャッチすることを心がけ、多職種とともに寄り添った看護の提供に努めています。また、「明るく・楽しく・忙しく」を目標に、働きやすい職場環境の維持に努めています。

緩和ケア病棟

患者さまの身体的苦痛の緩和を中心に、日常生活の援助や心理的・社会的・精神的な問題にも一緒に向き合い、最期まで患者さまらしい生活が送れるように支援しています。また、入院生活が少しでも快適に送れるように、入浴のお手伝いやボランティアと一緒にピアノ演奏、花を病室や病棟に届けて入院環境を整えています。さらに、患者さまとご家族の療養生活がより良く過ごせ、療養やケアについての希望を叶えるため、医師、看護師、薬剤師、社会福祉士、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の多職種によるチーム医療を行っています。

回復期リハビリテーション病棟

回復期における看護師の役割は、患者さま一人ひとりの日常生活を意識し、退院先を見据えた看護を行うことです。患者さまが日々獲得した「できるADL」を日常生活の中で、「しているADL」につなげられるようサポートしています。そのため、多職種カンファレンスは、回復期リハビリテーション病棟では欠かせない業務の一つです。患者さま一人ひとりが、その人らしく社会復帰・在宅復帰できるように連携の架け橋となり、患者さまの情報共有や問題点・対策について話し合い、身体管理を行ないながら、患者さまの早期回復を目指しています。

手術室

手術室は看護師11名・臨床工学技士2名・看護補助者1名の14名が配属し、3室の手術室で、年間約1600件の手術を行っています。症例の殆どが整形外科疾患であり、骨折では骨接合術、変性疾患は人工関節、脊椎は頸椎から腰椎の除圧術や固定術が行われています。そのため、それぞれの術式に対応できる人材育成のため、新人看護師用と中途採用者用それぞれの教育計画に沿ってOJTで指導を行っています。