理事長よりご挨拶

地域とともに、
ひとり一人に寄り添った
温かい医療
理事長
池尻 佑美
シムラ病院理事長の池尻佑美と申します。当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。心より感謝申し上げます。
私はシムラ病院の傍で育ち、幼少期からこの地域に親しんできました。平和大通り沿いの公園で走り回り、天満川でカニを採り、真っ黒に日焼けした活発な子供時代を過ごしました。この土地には思い出も多く、四季折々の景色に心癒され、愛着があります。幼い頃より、祖父母、両親が働いていたのを間近でみて育ったシムラ病院の理事長となり、3年が経ちました。
当院は昭和33年にシムラ外科医院として祖父が開設し、昼夜問わず救急医療に取り組んで参りました。現在は整形外科中心の救急病院と変化しており、コロナ禍の厳しい状況もありましたが、年々救急車の受け入れ台数や手術件数は増加しています。多くの患者さまをお待たせすることなく、ご満足いただけるよう、手術室の増室や救急室の改築を行いました。
当院に救急搬送される患者さまには、ご高齢の方も多く、入院生活でも安心してお過ごしいただけるよう、これまで整形外科と全身状態を併診で診療できる体制を整えて参りました。患者さまが順調に回復し、ご自宅に帰っていただけるよう、地域の皆様との連携を緊密にして日々診療に取り組んでおります。また、ご希望に沿った療養生活をご自身らしく過ごしていただくために、急性期のみならず、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床、緩和ケア病棟すべての職員が、患者さまに寄り添い、温かい医療の提供を心掛けています。
さらに、最先端の治療や予防医療についても力を入れています。脊椎領域では最先端の治療により、諦めかけていた痛みや生活の質が改善され患者さまに喜んでいただいています。また、国民病と言われる骨粗鬆症のHR-pQCT撮影(高解像度末梢骨用定量的CT)による最新の知見を用いた治療を行っています。予防医療においては二次骨折予防や内視鏡や健診により、がんの早期発見などが可能で、皆様の健康増進に努めています。
シムラ病院は、「断らない救急」と「全人的医療」を理念として掲げ、地域の皆様に信頼される医療機関として、質の高い医療を提供し続けます。患者さま一人ひとりに寄り添い、温かい医療を実現するためにシムラ病院チーム一丸となって努力いたします。
今後ともシムラ病院をどうぞよろしくお願いいたします。