骨粗鬆症外来

私たちがチームであなたを支えます
一緒により良い方法を見つけていきましょう
当院では、さまざまな状況にある患者さまが、少しでも快適な生活を長く維持できるようサポートしたいと考えております。気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
専門医のご紹介

沖本 信和
診察日
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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午前 9:00~12:30 |
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午前 14:00~18:00 |
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予めお電話で診察状況をご確認のうえご来院ください。
当院の骨粗鬆症外来について
当院では、毎週金曜日の午前と午後に「骨粗鬆症・骨の外来」を行っております。骨粗鬆症や骨の病態に関するご相談、検査や治療のご依頼には、生化学検査や画像診断を基に対応しております。またかかりつけ医に戻し治療することを基本としております。
当院の特徴は、充実した画像診断機器です。通常のレントゲン検査に加え、腰椎・大腿骨などの骨密度を測定する全身DEXA、構造・力学解析が可能なHSA、TBSを導入しています。
また、海綿骨だけでなく、皮質骨の微細構造を継時的に観察できるHR-pQCT(世界で約100台、日本では長崎大学に次ぐ2台目)が使用可能です。
骨粗鬆症の特徴
骨粗鬆症は自覚症状の乏しい病気です。背中が丸くなる、身長が縮むといった症状は徐々に起こるため、なかなか病気であることに気づきません。骨折して初めて気付くことも多く、気付いた時には症状がかなり進んでいたということも少なくありません。
血液検査や尿検査、背骨や骨盤のレントゲン撮影を行うことで、患者さん自身の骨の状態や「いつのまにか骨折」というような自覚のない古い骨折がわかります。患者さまそれぞれの骨の状態を評価することが重要です。
骨粗鬆症があると、一度の骨折が再骨折を呼び、健康的な生活を送ることが困難になってしまうケースがあります。すでに骨粗鬆症で骨折を経験した方でも、適切な処置や対応でその進行を緩やかにすることで、再骨折を予防できます。
また、若いうちから自分の状態を把握しケアしておくことがポイントです。

診断装置の紹介
当院では、以下の2種類の装置を導入しております。
骨密度測定装置(腰椎・大腿骨測定用)
当院の骨密度測定はDEXA(Dual-Energy X-ray Absorptiometry)によって行っています。DEXAは背骨や大腿骨など骨折リスクの高い部位の骨密度を、非常に高い精度で測定できる信頼性の高い検査法です。検査は短時間で、痛みや不快感もなく、身体へのX線被ばく量も最小限に抑えられています。DEXAで得られた骨密度の数値から適切な治療の指針を立てることが可能です。

HR-pQCT装置(高解像度の末梢骨用の定量的CT装置)
HR-pQCT(High-Resolution peripheral Quantitative Computed Tomography)は前腕や下腿の骨を高解像度で撮影し、骨の内部構造を三次元的に評価することができる最先端計測機器です。従来の骨密度検査(DEXA)では評価しきれなかった、「骨の質」や骨の細かい構造の変化を捉えることができ、より高度な骨粗鬆症の診断・治療効果の判定に役立ちます。HR-pQCTは研究機関や専門病院など、限られた施設でしか導入されておらず、先進的な骨の評価を受けられることが当院の強みのひとつです。大学や研究機関とも共同研究を行っています。実際に患者さまの骨の状態を詳しく評価し、テーラーメードの骨の治療を行うようにしています。

【撮影画像】

これらの装置を治療過程において効果的に用いることで、より効果的な医療を提供できると考えております。骨粗鬆症について、一緒に計画を立て「コツコツ」と治療をしていきましょう。

次のような方に受診をお勧めしております。
- 高齢者
- 骨折歴のある方
- 糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎不全に罹患している方
- ステロイドや抗てんかん薬を内服されている方
「若いからまだ大丈夫」と思っている方。
「歳を取ったから骨は元気にならない」とあきらめている方。
私たちと一緒に、早いうちからの骨の健康づくりに取り組みませんか。
骨粗鬆症外来の受診について
直接ご来院いただいても診察は受け付けております。受診を希望される方は、事前にお電話で診察状況をご確認のうえご来院ください。ぜひお気軽にご相談ください。
かかりつけ医がいらっしゃる患者さまは、主治医の先生にご相談のうえ、紹介状をご用意いただくと、よりスムーズで効果的な診療につながります。
お問い合わせはこちら
TEL:082-294-5151