リハビリテーション科

“1年365日1日24時間断らない救急”を実現するシムラ病院の
リハビリテーション部門は“早期介入早期改善”を目指します。

リハビリテーション科理念

機能回復のみならず、その人らしさを再び取り戻す事に貢献する

リハビリテーション科医1名、理学療法士29名(うち非常勤2名)、作業療法士16名、言語聴覚士3名、アシスタント2名の総勢50名が当科の理念に基づき、それぞれの職種が、専門職としてお互い連携を取りながら、急性期・回復期・緩和ケア病棟・外来・通所リハの各部門で活動しています。

リハビリテーション科の特徴

雰囲気が良いスタッフルーム
盛んな先輩後輩のコミュニケーション

スタッフルームの雰囲気は明るく、治療相談、業務相談、治療練習のためのコミュニケーションが盛んです。先輩、後輩関係なく、声をかけやすい関係性を築くことが出来ており、治療や業務に悩んでも、協力して解決しています。

教育体制

教育理念

リハビリテーション科の理念である「機能回復のみならず、その人らしさを再び取り戻す事に貢献する」に基づき、地域に貢献できる人材を育成していきます。新人がやりがい、情熱を持って日々成長できるよう、スタッフ全員が教育に関わる体制をとっています。

新人教育

入職~約3ヶ月かけて、業務マニュアルに沿った指導を行い、一般業務の自立を目指します。

臨床業務はOJTを中心に、複数人で指導を行っています。

  一般業務 臨床業務
4月
  • マニュアル指導
  • 電子カルテの操作
  • 指導者助言の下、カルテ作成
  • 治療見学
  • 担当者1~2名
  • フォロー合わせて7~8単位の臨床業務を達成する。
5月
  • 科内での動きを理解し、業務に参加出来る
  • 遅出、早出業務への参加
  • カルテ作成
  • 担当者3~4名
  • フォロー合わせて11~12単位の臨床業務を達成する
6月
  • 日・祝勤務開始
  • 他職種との連携強化
  • フォロー合わせて18単位の臨床業務を達成する。
7月
  • カンファレンスなど多職種連携の場に一人で参加する
  • 能力に合わせて単独担当も開始。
8月〜3月

評価面談

水曜勉強会(毎月)

職種毎勉強会(PT/週1回 OT/月1回)

評価面談(12月)

個別に随時面談を行っています。

勉強会以外にも院内研修など随時開催しています。

リハビリテーション科のOJT

患者さま1名に対してセラピスト2~3名で重複担当しています。担当セラピストの内1名を新人、その他を経験豊富な先輩セラピストやプリセプターが担当します。主担当としての責任を持ちつつ、症例を通して先輩セラピストとコミュニケーションを盛んに行うことで、自身の能力のブラッシュアップに繋げています。

他の職種からの助言や支援が受けられる教育体制をとっています

勉強会

リハビリテーション科水曜勉強会

実施回数
月1回
内  容

新人向けに先輩セラピストが勉強会を計画する

明日から臨床で使える基礎知識を学ぶことができる

2024年度勉強会テーマ「基本知識を養い、共通言語を正しく使用する」

勉強会内容一例

バイタルサイン、骨折総論、介護保険制度について、など

職種毎勉強会

実施回数
月1回
内  容

PT/週1回 OT/月1回

職種毎の専門性を向上させるため、それぞれ職種で話し合い内容を決定する

2024年度職種毎勉強会テーマ

PT「正しく触診し、正確な評価・治療へつなげる」

OT「今後の新人教育に向けた基礎知識の復習と教育プログラムの確立」

スタッフ紹介

・スタッフ人数(職種ごと)

スタッフ出身校

PT:広島都市学園大学、広島国際大学、姫路獨協大学、関西総合リハビリテーション専門学校、大分大学、島根リハビリテーション学院、川﨑医療福祉大学、広島大学、大分リハビリテーション専門学校、金城大学

OT:信州大学医療技術短期大学、広島国際大学、川﨑リハビリテーション学院、姫路獨協大学、広島大学、吉備国際大学、県立広島大学、広島医療専門学校、九州保健福祉大学、福嶋リハビリテーション学院

ST : 川﨑医療福祉大学、広島都市学園大学、鳥取市医療看護専門学校言語聴覚工学科

スタッフ構成

年齢
勤続年数

令和5年4月時点

資格・認定名称

  • 日本理学療法士協会認定 認定理学療法士(運動器)
  • 日本理学療法士協会認定 地域ケア会議推進リーダー
  • ロコモコーディネーター
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • がんリハビリテーション研修修了者
  • 臨床実習指導者講習修了者
  • 介護支援専門員

院外活動実績

学会発表

学 会 演 題
(令和6年度)  
第58回日本作業療法学会 「重度片麻痺と高次機能障害に加えPusher症状を認めた症例に対する作業療法介入-トイレ誘導に向けた取り組み-」
第61回日本手術看護学会中国地区学会シンポジスト  
(令和5年度)  
第57回日本作業療法学会 「COPM目標に基づいた作業療法介入と痛みや不安の対処リストを併用することで、破局的思考や不安の改善を認めた症例」
リハビリテーション・ケア合同研究大会 広島2023 「転倒自己効力間の低下が残存している症例に対する作業療法介入効果」
「骨粗鬆症リスク評価ツールであるFOSTAとHR‐pQCTで評価された骨密度・骨微細構造の関係性」
認知症ケア学会 中国・四国ブロック 「脊椎圧迫骨折を呈した高齢入院患者の体幹装具装着自立に関連する要因の検討」
第29回広島県作業療法学会 「部活動支援を行なう作業療法士の活動-支援内容と作業療法士の視点について」
第43回日本骨形態計測学会 「FOSTA指標と大腿骨近位部BMD・HipStrucutral Analysisパラメーターの関係性」
第41回日本骨代謝学会学術集会 「閉経後女性のBMIとHR-pQCTで評価されたvBMD・骨微細構造の関係性に与える加齢の影響」
第25回日本骨粗鬆症学会 「FOSTA指標とHR-pQCTで評価されたvBMD・骨微細構造パラメーターの関係性」
第27回広島県理学療法士会 「当院骨粗鬆症専門外来患者における運動機能検査の取り組み-見えてきた課題にPTの専門性をどう活かすか-」

県士会活動

(令和6年度)

  • 広島県理学療法士会支部役員
  • 広島県作業療法士会 認知症研修会役員

(令和5年度)

  • 公益社団法人広島県理学療法士会理事
  • 広島県理学療法士会支部役員
  • 広島県作業療法士会社会貢献部部員
  • 広島県作業療法士会認知症推進OT担当会議委員
  • 広島県作業療法士会 認知症指導者研修 支援方法論講師

学会運営

  • 第36回中国ブロック理学療法士学会運営委員
  • 第11回日本運動器理学療法学会学術集会座長

トレーナー活動

  • 国民体育大会中国ブロック大会トレーナー帯同(剣道競技の部)
  • 令和5年度全国高等学校総合体育大会トレーナー帯同(バレー競技の部)
  • 国民体育大会中国ブロック大会トレーナー帯同
  • 特別国民体育大会 かごしま国体トレーナー帯同

外部講師・外部スタッフ

理学療法士

広島大学(1名)

月1回

循環器、呼吸器疾患を中心に臨床指導

定期的な勉強会の実施

広島国際大学(1名)

月1~2回

整形外科疾患を中心に臨床指導

広島都市学園(1名)

月1~2回(非常勤勤務)

骨粗鬆症関連の臨床指導

研究に関するアドバイス

作業療法士

広島大学(1名)

月1回

認知症患者さまを中心に臨床指導

研究、学会発表についてのアドバイス

言語聴覚士

広島大学(2名)

隔週1回(非常勤勤務)

嚥下機能障害、言語障害を中心に臨床指導

ST教育についてのアドバイス

外部スタッフ(1名)

週2回(非常勤勤務)

嚥下機能障害、言語障害を中心に臨床現場での指導

ST教育についてのアドバイス

キャリアアップ支援制度

当院では、資格取得、自己研鑽に関する研修や学会参加への支援制度があります。

人材育成に注力しており、スタッフの専門分野での活躍を支援しています。スタッフ全体のスキルアップ・知識の向上へ積極的に取り組んでいます。

スタッフのキャリアアップを目的として、資格取得、学会費用など、一部補助を受けることができます。